ドリフターズの仲本工事と言うと、どうしても志村けん、加藤茶に比べると影が薄い存在となってしまいます。
仲本工事
仲本工事と言えば、「体操」でした。
元々、体操をしていただけの事はあり、他のメンバーよりも格段にうまかったです。
但し、逆に言えば、体操でしか印象が残らないという側面もあり、同じく目立たない「髙木ブー」の場合、太った方特有の大らかさやボケを体現する為に敢えて後ろにいる感じがするのですが、仲本工事の場合、イマイチ、その辺りの立ち位置がはっきりしないキャラクターでした。
特に8時だョ!全員集合では、加藤茶、志村けんという二枚看板を全面に押した番組内容だったこともあり、仲本工事の出番は少なかった様に感じます。
それが、フジテレビの「ドリフ大爆笑」では、コント中心の番組構成もあり、それぞれのメンバーにキャラ付けが出来ており、いかりや長介との「バカ兄弟」では、しっかりとキャラクターを確立しています。
ドリフターズは、元々はバンドとして始まっており、音楽活動が中心であり、ビートルズの前座を務めるなどミュージシャンとしても一定の評価を受けていました。
仲本は、そんなドリフターズの「ボーカル」を務めており、ベースのいかりや長介、ドラムの加藤茶、リードギターの髙木ブーとコメディアンとしての活躍と音楽活動時の役割には大きな隔たりがある様です。
ドリフターズというグループとしては、全員がスターである必要はないのですが、髙木ブーと仲本工事と言う控えめなキャラクターが逆に前にでる加藤茶、志村けんのキャラクターを引き立てていたのではと思っています。
現在
仲本工事は、亡くなった夫人の後に再婚をしますが、その後、離婚、2012年に3度目の結婚を発表しています。
27歳も年下の演歌歌手との結婚には、驚きましたが、同じグループの加藤茶も45歳若い女性との結婚を発表していますので、このグループでは日常なのかもしれません。
ご自身も音楽活動、俳優活動を行っており、元気なお爺ちゃんといったところでしょうか?