新春TV放談2017 – NHK

昨年も紹介した「新春TV放談2017」ですが、今年も放送がありましたので、紹介致します。
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出演者

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千原ジュニア

司会は、昨年に続き、お笑いタレントの千原ジュニアさんが務めています。
ジュニアさんが冒頭でもコメントしていますが、一般の視聴率よりも業界反響がすごいと言っていました。
NHKを含め、日テレ、フジテレビ、テレ東など民放の各テレビ番組に対して、いい点だけではなくダメだしもしなければいけないこの番組にはピッタリの司会だと思います。
ジュニアさんのアシスタントは、NHK女子アナウンサーの池田伸子さんが担当されています。
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テリー伊藤

こちらも昨年に引き続きの登場です。
本来は、テレビの演出を担うディレクターですが、もっぱらコメンテーターとしての仕事が多いテリー伊藤さん。
今回は、過去の番組ADだった土屋さんも出演してのテリー節がさく裂します。

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佐久間 宣行

佐久間宣行さんは、テレビ東京のディレクターです。
NHKに出演するのも初めてですが、テレビ東京のディレクターが出演するというのは、テレビ東京が2016年活躍した証拠でもあります。

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土屋 敏男

言わずと知れた「進め!電波少年」のT部長こと土屋敏男さんです。
テリー伊藤さんとも仕事をしたある意味「師弟関係」に有る様ですが、現在の日テレの好調をささえるバラティーには、土屋イズムが見え隠れしています。

その他

その他の出演社としては、お笑い芸人のカンニング竹山さん、同じくお笑い芸人の大久保佳代子さん、音楽家のヒャダインさん、作家の湯山玲子さん、雑誌編集者の品田英雄さんなどが出演されています。

番組

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第9回を迎える番組です。
内容としては、2016年のテレビ番組について1000人にアンケートを取り、その結果を元にその年のテレビ事情に関して、各識者が討論する番組です。
なかなか民放ではやりずらい番組内容かと思います。

内容

バラエティー

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2016年のバラエティー番組のランキングですが、目立つ点は、「日テレ」の好調とフジテレビの引き続きの不調です。
1位は、テレ朝の「アメトーーク!」ですが、10位以内に6番組、20位以内でも9番組と半分近くが日テレの番組となっています。
番組内では、土屋さんが「手間ひまをかけて作っている」点を指摘しますが、外部の佐久間さんは、「徹底した視聴者主義」を指摘しています。
番組としては、面白い素人を見つけてきてうまく見せる事がうまいと言う意見も多くありました。

時代は、土曜日8時の戦いから「日曜日のゴールデンタイムでの戦い」へ変わりつつあるようです。

ドラマ

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ドラマとしては、1位がテレ朝の「相棒」でした。
番組内では、NHKの「真田丸」の話が出ていました。
三谷さんの新しい歴史解釈が「歴女」のこころを掴んだとして評価されていました。

但し、2016年ドラマとしては、TBSの「逃げるのは恥だが役に立つ」がダントツの評価でした。
番組でも現在の女性が求める癒しを主人公を演じた星野源さんと新垣結衣さんが好演しており、内容、パロディー、ダンスとヒットの要素について意見が出ていました。

ドラマの流れの中では、ドラマ内にテロップが出るなどアニメ、ゲームの影響が出ているのは間違いないようです。

ここでもフジテレビはランキングされていません。

フジテレビと日テレ

上記でも指摘しましたが、絶対王者「フジテレビ」の不調と躍進著しい「日テレ」の対比について。

フジテレビは、変わろうとしているテレビマンはいる事は間違いない。
但し、まだ結果として出ていない。
日テレは、手間ひまをかけてテレビを作っている。

フジテレビも手間ひまをかけていないわけではないが、圧倒的に違うのは、タレントの扱いの様だ。
日テレは、番組が面白くするためにタレントを「駒」として扱い、編集などで面白くする工夫をしている。
これは、昨年のテレビ放談でのヒロミさんの発言でも見てとれるが、タレントの意見よりも企画に沿った動きを求める様だ。
フジテレビは、タレントの意見を汲み番組作りにも意見を反映させているので、タレントしては、非常に居心地がよい。

これは、会社の文化なのでどうしようもないのですが、今のテレビの作り方としては、日テレの方が視聴率が取れる番組の様です。

スマップ

結成28周年を迎えた「スマップ」が昨年解散しました。
スマップは、いままでの「アイドル」という概念を変えたアイドルであるが、スマップが解散した事により、個々の活動を注目する事と今までとは違うバラエティーの新しい時代の幕開けの象徴ではないかとの意見がありました。

ネットテレビ

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スマホ向けのアプリとしてサービス提供されている「TVer」や「AbemaTV」などの躍進が続いており、今後も続くと予想されています。
今までのテレビとの違いとしては、予算が潤沢にある事があげられ、演者としては、テレビよりも衛星放送やネットテレビの方がやりやすいなどの意見もあった。
また、近年言われていた様に「テレビ番組が始まる時間までに帰る」ではなく「見たい時に見たいテレビを見る」時代へ変化しており、スマホはその流れを促すツールの様です。

炎上

ネットテレビが発達する昨今、それと連動して「炎上」と言う問題が出ています。
但し、問題としては、「炎上」の定義が曖昧となり、「炎上」=「悪い事」と言う図式と「炎上」=「話題作り」と言う両面がまだ、消化しきれておらず、課題である。

リオ五輪

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五輪の映像演出について話題になっていました。
2020年の東京五輪が楽しみです。

感想

バラエティーに関しては、日テレとテレ朝をよく見ている印象があり、ランキングと被る部分も多くありました。
しかし、ドラマに関しては、どうも印象が違います。
確かに「逃げ恥」は、話題のドラマだったと思いますが、「99.9」も面白かったのですが、ランクインしていません。
また、視聴率をランキングにも違いがあったのですが、これは、ドラマの方がより「録画」される事ということなのでしょうか?
番組でもテレビをネットで放映後にみる学生の話が出ていましたが、オンタイムで見ている視聴者というのはどれくらいいるのでしょうか?
その時見なくてはいけない番組としては、「スポーツ中継」は分かるのですが、ドラマやバラエティーは、後でもいい様な気がします。
実際、ドラマもバラエティーも録画をしてみるタイプなので。

フジテレビの不調という話題があるのですが、これは、「視聴率」上の話であり、本来の視聴を調べる事ができるのであればもっと違う数字になるのではと考えてしまいます。
但し、これはさておき、バラエティーの戦いが土曜8時から日曜のゴールデンタイムに移りつつあると言う事にはちょっと驚きがあるのですが、これも時代なのかもしれません。

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