欽ちゃんのドンとやってみよう!

「欽ちゃんのドンとやってみよう!」は、1975年4月5日よりスタートしたフジテレビの土曜日8時のバラエティー番組です。

元々は、ラジオ番組でしたが、1974年にトライアルで放送をしたところ、業界内からよかったの声があったので、1975年の春からレギュラー化して放送を開始した。
1970年にコント55号として「コント55号の世界は笑う」が終了しており、萩本欽一(欽ちゃん)としても初の企画・主演番組だったため、かなりの気合を込めて制作されました。

番組としては、ラジオの企画としてテーマに即した投稿をリスナーから集う形式を踏襲し、視聴者からのハガキ投稿を中心に欽ちゃんがアドリブで返すスタイルを採用しました。
欽ちゃんとは、その場その場でのアドリブやハプニングなどをうまく番組に取り入れることがうまく、8時だョ!全員集合の作り込まれた笑いとは異なる笑いを提供する事に成功しました。
この手法は、番組内でのNGなどもそのまま放送することとなり、フジテレビの土曜8時のバラエティー制作に多大な影響を与えました。

番組で採用されたハガキは、面白かった順に「バカウケ」「ややウケ」「ドッチラケ」のランクを付けていました。特に「バカウケ」は当時の流行語となったほどです。

フジテレビとしても8時だョ!全員集合の裏でこれほどの成功を収めたことは、喜ばしいことだったのですが、欽ちゃんの制作としての姿勢として野球中継の裏での放送をよしとしない意向をもっており、実際に、途中、欽ちゃんの企画構想期間として番組が中断する事がありました。
フジテレビは、この事態を野球中継のない時間帯へこの番組を移すことで解決を図るのです。

この後、このシリーズは、多少名前を変えながら継続をし、1987年までレギュラー放送をし、その後は、スペシャルとして放送されるのです。

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