当時の思い出として忘れてはならないのが「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」だろう。
この番組は、日テレで放送をしていたが、同局の「史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ」のパロディーと言うよりも、看板を借りて無茶苦茶をする番組と言った方が正しい。
本来であれば、フジテレビ当たりがやりそうなのだが、スタッフに「テリー伊藤」が居たので日テレだったのではないか?と思っている。
出演者
司会は、ビートたけし、進行としては、そのまんま東がメインだったが、回によっては、東野幸司が行っていた事もある。
アシスタントは、大島智子や永井美奈子などの女子アナが担当していた事もあるが、印象としては、山口美江が一番あった。
山口さんは、基本的に上品な印象があるのだが、ビートたけしとの仕事を嫌がらず、結構酷い目に合っていた。
回答者としては、たけし軍団のラッシャー板前、大森うたえもん、ダンカン、義太夫など、その他お笑い芸人としては、ダチョウ倶楽部、出川哲郎、林家ペー・パー、プリティ長嶋など、変りだねとしては、景山民夫、志茂田景樹、城みちるなど文化人やアイドル、プロレスラーなども出演していました。
番組内容
タイトルに「クイズ」とあるが、基本的にクイズは、全く関係なく、ただただ、芸人に過酷な試練を与えると言う物だった。
バス吊り下げアップダウンクイズ
回答者をバスに乗せ、クレーンでバスを吊り上げ、海上にセッティングします。
クイズを出し、間違えると海に沈められ、正解すると海面より上にあげて貰えると言う非常にシンプルかつ分かりやすいクイズです。
ワニクイズ
回答者がアクリル製の筒に入り、逆方向からワニを入れます。
間違える毎にワニが近づいていくと言うこれもシンプルなクイズです。
この他にも爆破、スタント、スカイダイビング、ドッキリ、バンジー等など、考えられる限りの過酷なクイズ(ゲーム?)が用意されていました。
優勝者
開催 | 優勝者名 |
---|---|
第1回 | 林家ペー |
第2回 | ジミー大西 |
第3回 | 桜金造 |
第4回 | ガタルカナル・タカ |
第5回 | ラッシャー板前 |
第6回 | 井手らっきょ |
第7回 | 上島竜兵 |
第8回 | ラッシャー板前 |
第9回 | 中村有志、松村邦洋 |
第10回 | ダンカン |
第11回 | ダチョウ倶楽部 |
第12回 | 井手らっきょ |
第13回 | 出川哲朗 |
第14回 | 該当者なし |
第15回 | 該当者なし |
第16回 | 該当者なし |
第17回 | 広川ひかる |
第18回 | 上島竜兵 |
第19回 | 井手らっきょ |
第20回 | バナナマン日村勇紀、カンニング竹山 |
思いで
今、あの内容をやろうとすると色々と大変なのかもしれないが、当時は、本当に楽しい番組でした。
あの番組にはテレ朝の「川口浩 探検隊シリーズ」の様なお約束が沢山ありました。
前人未到の島のはずが、カメラマンが探検隊を島でお出迎えや、タイミングよく上から降ってくる「蛇」などですが、ウルトラクイズでは、ドッキリのハズなのに、しっかりとライフジャケットを装着、嫌だ嫌だと言いながらハーネスを付けるなど、今のお笑いでやっていること満載です。
また、フジテレビのオレたちひょうきん族的なたけしの暴走なども見ものでした。
この番組自体は、特番としてやっていたので、季節毎だったりお正月だったりに放送だったのですが、これを見ている時の家族の冷たい視線が忘れられません。
テレビ的にも色々な規制を掛け始めた時期だったこともあり、爆破、裸、ぬるぬるなどなど親としては顔を顰める内容が多かったのは事実です。
だからこそ今この様な番組が再度、企画されて放送されることを節に願います。
時として人は、バカになる時があったもいいと思います。
やるとすると、フジテレビか日テレなのでしょうか?
今だとテレ朝がやってもおかしくないかもしれませんね。